営業部長 田上靖
ひとり一人に会い「白真弓」を語り続ける
私は、平成13年、21歳の時、当蔵に入りました。
もともと、お酒が大好きで、酒関連の仕事に就きたいと思い、蔵に入るまでは酒問屋で働いていました。そこで、たくさんの酒に出会いどんどん酒の魅力にとりつかれていきました。
いつしか、「売るだけではなく、酒造りから関わりたい」こんな想いを抱くようになりました。
蒲酒造場に就職したのは自然の流れだったかもしれません。
「白真弓」は、飛騨の蔵元の中で一番好きだった酒でしたから、蔵に入った時のあの感動は今でも忘れることはできません。
私のミッションは、白真弓は言うに及ばす飛騨の酒をもっと多くの人に知ってもらうことです。今は、私が蔵に入った時とは違い、全国の地酒情報が飽和状態といってもいいくらい溢れています。
しかしそんな溢れている情報の中でも、新潟や東北の酒と比べるとまだまだ飛騨の酒は知られていません。白真弓も同様です。
実は、お客様から「なんで飛騨の酒を買わなければいけないのか 全国にはうまい酒がたくさんある。」と言われるのがほとんどです。
どうしたら、飛騨の酒に関心を持っていただけるか。そのためには、白真弓の前に飛騨を知っていただく必要があると考え、まず飛騨のPR。
飛騨という山紫水明の地域を紹介し、気候、水、米などを語ることに力を入れ、低温でしっかり吟醸仕込みができること、飛騨の酒造好適米「ひだほまれ」のこと、北アルプスの伏流水のことなど、飛騨の酒造りについて語ります。
実際に飲んでいただくと、吟醸仕込みの酒、燗酒、スパーリング清酒Janpanにとても良い評価をいただきます。
このように、「白真弓」を知っていただくために、ひとり一人に会い「白真弓」を語り続けること、これが私の仕事でありライフワークなのです。
白真弓に対する思いは社内で一番だと自負しています
また、「白真弓」のファンをもっともっと増やすためには、お客様からの意見を社内にフィードバックすることも私にしかできない仕事のひとつ。
お客様からの声を改善点としてまとめ、杜氏・蔵人と話し合います。
当蔵の諏訪杜氏は、チャレンジ精神が旺盛のなので、次の仕込みのことを話し合う時、蔵は熱気に満ち溢れます。
私は「白真弓をもっと知ってもらうために」を笑顔で話し合うみんなの顔が大好きです。
蒲酒造場はこんな蔵なんです。
私の白真弓に対する思いは社内で一番だと自負しています。
こんな私たちが造っている白真弓をまずは飲んでみてください!好きなものを探してください!きっと飛騨の酒の良さをわかっていただけると思います。
これからも、もっともっと多くの人に白真弓を知っていただくために、どんどん人と会い語り、仕事を楽しんでいきたいと思います。