水

アルプスの清冽な伏流水を仕込み水に使用
いつ見ても、変わらぬ雄大な姿を見せてくれる北アルプスの山々。私ども飛騨に住む人々は、この山並みに守られ、癒され、また勇気づけられながら毎日を過ごしています。そしてその美しい北アルプスから湧き出づる、清らかな水。白真弓はこれら北アルプスの清冽な伏流水を仕込み水に使用しています。
北アルプスの水は軟水です。今をさかのぼること27年前、当酒造の藤井杜氏は初めてこの水を口にした時、「この水ならいい酒造りができる」と直感しました。
富山や新潟のような硬水はサラリとした辛口の酒になり、また水が甘すぎても雑味のある酒になりやすいもの。
軟水で、すっきりとした味わいのこの水なら、麹を作り込んで味を多くのせても、雑味の少ないうまい酒に仕上がります。
他の地酒と飲み比べてみると、なるほど、白真弓の酒造りには適していると今さらながら実感しています。

コクとうま味があってキレがある白真弓の酒造りには欠かせない、北アルプスの水。こうした自然の恵みを享受できる、この飛騨古川の気候もやはり酒造りには重要な役割を果たしているのです。